プラハにテロの可能性?

夕暮れ時のサスカ・アリーナ


プラハはいつでも観光客でいっぱい。
旧市街広場を正時に通り過ぎねばならないとき憂鬱になるぐらいです。だって…

こんなことになっているんですからね(これは先週のお昼ごろの写真)。天文時計のしかけを見ようと世界中から集まったひとたち。ここもカレル橋と同じく早朝のほうがじっくり見られるでしょう。。。
ブタペストでも’56年以来といわれる大規模なデモがあったばかりだし、バンコクではクーデターで首相がロンドンへ事実上亡命…と大きな事件があいついだ先週。
そして今日は在プラハ日本大使館から在留邦人宛にこんなメールが届きました。

≪以下、大使館からの連絡の引用≫

≪23日、午後、トポラーネク首相は記者会見を行い、

(1) プラハに対するテロの脅威が高まったとの情報を入手したので、プラハ警備体制を強化することを決定した。

(2) テロの脅威の対象はプラハのみであるが、現時点で直接的な脅威が差し迫っているわけではない。警備強化はあくまでも予防的性格のものであり、一般市民の生活や自由は制限されていない。

と述べておりますが、引き続き在留邦人の皆様におかれましては、常に関連情報の入手に努め、公共交通機関や大勢の人が集まる場所等では、周囲の状況に注意を払う等、安全確保に十分注意を払ってください。≫

テレビや新聞では、ノルウェーオスロでアル・カイーダとの関連が疑われるパキスタン系住民4人が22日に捕まったことで、プラハでのテロの計画も知られることになったのではとの報道もありました。どこまで具体的なものかはまだ情報が少なくてわかりませんが、常に世界中からの観光客が集まるプラハ、こういうことが計画されても不思議ではありません。

他にもヴァーツラフ広場の先、国立博物館そばの在プラハ米系ラジオ局フリー・ヨーロッパも9.11以降テロのターゲットになっているという噂があって、郊外へ引越しする予定ですし。。。

にもかかわらず、週末我々は確実にターゲットのひとつであろうところにいました。

パール・ジャムのコンサートだったので、クラプトンのところでも書いたプラハ郊外のサスカ・アリーナの満員のホールの中。。。先のマドンナのコンサートも行われたところです。

余談ですが、マドンナはこのサスカ・アリーナの控え室(選手が着替えなどに使ってる)がお気に召さず、急遽彼女のための控え室が新設されたんだとか…。ライブ・リポートによるとブッシュくたばれ!的なことを散々コンサート中に言っていたとのこと、新聞のオピニオン欄でも“まるでビン・ラディンみたいな主張”と書かれさえしました。ということは案外テロの対象からは外れていたのかも。

こないだは入口でペットボトル攻防があったので、今回は学習してペットボトルの類は一切持ってこず。相変わらず厳重な持ち物チェック、そして今回はさらに…。

改札口まで! チケットのバーコードのところを、トラムで改札するみたいに機械に入れて読ませるしくみ。いやはや…。

観光でいらっしゃる予定の方も、空港などでのチェックがいつもより厳重になっている可能性がありますので、余裕をもって時間をみておくことをおすすめします。