プラハは煉瓦と石畳でできている!

日によって違う表情のプラハ城。


盛夏のこの季節…のはずが、梅雨のように雨が多く、肌寒い日が続いているプラハ。出掛けるときは長袖がないと後悔します。

7月に入り、私がこちらへ完全に移り住んでからほぼ2年がたちました。「プラハは小さい街だから、1年もしたら飽きるかもね」と言っていた旦那の予想に反して、まだまだ飽きないし、知れば知るほど奥深い街と感じることが多いです。いやなことだってもちろんたくさんあるけど、でも。

美しい街の風景を、特にヴルタヴァ川周辺を歩いている時は、ため息が出るぐらい。写真は、夏の夕暮れ(っていっても夜の21時過ぎですが)、アール・ヌーヴォー建築のチェフ橋からプラハ城を眺めた時のひとこま。

夏の間は、あちこちで建物や道路の修復作業が行われていて、今だったら共和国広場から続くレヴォルチニー通りの先、シュテファーニク橋は通行止め。一般のお家も雪が降らない今の時期に、工事することが多いです。

ね、こうして見ると、煉瓦を重ねた積み木のようでしょ?

眺めていると、自分にもできそうな気がしてきます。旦那の友人の中にも、建築の専門家でもないのに別荘を自分で建てた、なんて人もいます。

ぽっかりあいたところに窓を入れてできあがりっ♪…そんな簡単じゃないかもしれないけど。

プラハ城そばの坂道の途中にあった壁もこの通り。煉瓦の色の違いで、後から付け足した部分がわかりますね。

煉瓦を設計図にあわせて貼り付けてる、という感じ。

これはウチの一部屋(笑)。いえ、ここに住んでるわけではないのですが、ずっと誰も住んでいなかった隣の小さな部屋を買い足したのです。建物全体の修理が始まったら、同時に修理する予定ですが、この建物がまぎれもなく煉瓦製であることを示しています。100年以上前の建物だけど、不動産屋さんによると共産党政権時代のパネラークより価値があるんだそう。音が筒抜けなのは、パネラークとたいして違いはありませんが。。。



木のお家が主流の日本人からすると、こんな種明かしが面白いのです。

そして足元に目をやれば、この通り。プラハは石畳なくして語れない街。

石の色の自然な違いが油絵のように道を描いて美しい絵のよう。。。

ヒールの高い靴には大敵だけど、この丹念に敷き詰められた石畳は、私の愛するもの(→おおげさ?)のひとつ。

工事のときは、こうして石畳のモトが山と積まれ…

ひとつひとつパスルを完成させるごとく並べられていきます。石畳とは、とても手の込んだものだったのです。


特に雨が降った夜の、ひっそりとオレンジの光を受け止める舗道の素晴らしさときたら。。。

石畳をゴムまりのように駆けるワンちゃん(笑顔?)。

ベトレム広場のとある平和な昼下がり。。。

最近お気に入りのレコード屋さんで見つけて久々にジャケ買い(笑)。でもよかった! 英語で歌ってるけど、チェコのSoilというバンド。


そして花火のカレル橋。ここももちろん石畳。。。