♪のだめカンタービレ2008新春スペシャルin Europe♪

欧州スペシャルはパリ&プラハロケ


去年プラハを訪れた方々、あるいは在住の日本人の間で、ホントによく話題にのぼった「のだめカンタービレ」。
二ノ宮知子さんの漫画が原作のこの音大ラブコメ、2006年の月9枠でドラマ化されたのですが(今更説明もヤボでしょうが念のため)、玉木宏さん扮する“千秋”が幼い頃住んでいたのがプラハという設定なため、第1回放送の回想シーンで定番プラハ観光スポットが出てきます。“エースをねらえ!”が放映されるとその年のテニス部員が増える仕組みと同様、「のだめ…」でピアノを習い始めたっていう向きも多いんだとか。

明日から二夜連続(フジテレビ1月4、5日21:00〜)で放送予定のヨーロッパスペシャルのロケが去年11月頭にプラハであったので、リアルタイムで見れないけどビデオ楽しみにしています♪
というのもエキストラで出たからなんです。私じゃなくて、ウチの義母が(笑)。いまだ彼女はドラマのタイトルすら知らないと思いますが(笑)、なぜか玉木さんのサインと写真もしっかりゲットしてきてました。プラハロケは主に千秋の指揮シーン、つまり大勢の観客エキストラの1人なので発見は難しいと思いますが、日本からブツが到着したら一緒に鑑賞したいと思います。

ということでプラハ・ロケの関連スポットをちょこっと紹介。

プラハ中心のヴァーツラフ広場から程近くの、ミール広場(náměstí Míru)。写真の聖ルドミラ教会の裏に、Národní dům na Vinohradechというネオ・ルネッサンスの壮大な建物があります(教会で隠れて見えないけど)。1894年から地域の文化活動に(コミュニズム時代はチェコ国鉄文化施設として)使われた歴史ある建物。今は会議、貸事務所、ダンス教室、コンサート、結婚式など様々に利用される多目的コンプレックスになってます。最近ではThe Manhattan Transferがライヴやりました。時々Jazzのライヴなどをやってるので、建物内に入ることも可能(Box Office open月〜金、9:00〜11:30,12:00〜16:30)

[photo from the site of Národní dům]

主演の“のだめ”こと、上野樹里さんのサイトにこの地下鉄駅náměstí Míruの写真が載ってました。


ここの駅には、プラハの地下鉄いち長いエスカレータ(87.2m)があります。
ちなみに、ここの広場のそばのスタンドで売ってるホットドッグ、おいしいのでお近くにお寄りの際はおすすめです(たかがホットドッグスタンドとはいえ皆同じにあらず)。

もう1軒(飲み屋みたいだけど)は、共和国広場のシンボル、市民会館ことオベツニー・ドゥーム(Obecní dům)。


プラハを代表するセセッション建築。隣はゴシックの火薬塔。ここから旧市街広場へと続くツェレトナー通りが始まってます。


毎年5月に催される「プラハの春国際音楽祭」オープニング会場のスメタナホールをのぞくとこんな感じ。


両サイドにロジェ席が並び、いかにも欧州!と圧倒される内装でクラシックファン憧れのホール。


ホール地下にあるクロークもゆったり。


市民会館見学ツアーに参加すると、ムハの絵が見事な市長の間を訪れることができます。


フランス時代と違い深いブルーが印象的。ムハが自分のルーツ(モラヴィア)を模索しだした頃。

市民会館も、ミール広場そばのNárodní dům同様、地域の文化コンプレックス。いくつかのレストラン、カフェ、バー、コンサートホール…。インテリアの細部まで美しいセセッションスタイルなので、プラハにいらしたら用はなくとも建物内をのぞいてみることをおすすめします。

そしてヴルタヴァ川のほとりにもうひとつ、忘れちゃいけない建物があります。チェコフィルの本拠地、芸術家の家ことルドルフィヌム(Rudolfinum)です。なぜなら千秋の尊敬する指揮者“ヴィエラ”先生は、ホンモノのチェコフィル主席指揮者(去年秋に引退)Zdeněk Mácal(ズデニェク・マーツァル)氏だったのですから。よく聞くと彼の英語に少しチェコ語なまりが。竹中直人さん扮するなぜかアメリカ英語なまりっぽいドイツ人、シュトレーゼマンよりいいけど(笑)。最初違和感があったけど、すっかり慣れてあげく登場が楽しみになっていたお茶目なシュトレーゼマン。竹中直人のすごさを改めて実感しました。スペシャルには出るのかな。

ついでながらルドルフィヌム内のカフェは秘かにお気に入り。いつ行っても人があまりいないし、応接セットと見まごうこの余裕!長時間粘ってもプレッシャーを感じないので、のんびり読書したり書き物する場所にうってつけ。私もここで時々靴脱いで(行儀わるっ)まったりしてます♪

今回のスペシャルin Europeはパリロケがメインなのでしょうが、日本にいらっしゃるプラハファンの皆様もどうぞお見逃しなく。