猫のルシータ

極楽、極楽。。。


マデイラ島ポルトガル)に1週間旅行するという旦那の友人の猫を預かった我が家。ウチには九官鳥がいますが(8月15日の日記参照)、猫に食べられないよう(笑)台所に隔離。そして部屋のドアをきっちり閉めて同居中。
犬は日本で長年飼っていたけれど猫ははじめて。飼い主さんが地下鉄の入口へと消え、不安そうにしていましたが、ケージから出たとたん、アパート中を探検して歩き回り、落ち着いたのがマッサージ椅子(右上写真)。一番居心地のよいところを知っています。
プラハの街は公園や通りはもちろん、カフェ、レストラン、乗り物内など本当に犬をたくさん見かけますが、猫はあまり見かけません。一度近所の公園で首輪をつけて散歩させている猫を見たぐらい。でもヴェチェルニーク・プラハという新聞には猫もよく写真入りで“chcete ho(ji)?"(この子いりませんか?)という広告が載っていますし、人口の割に多い気がするペットショップには猫グッズもたくさん置いてあります。

炊き込みご飯の残りを怪訝そうに食べるルシータ

ところでチェコの人は猫を呼ぶ時に「チチーッ」と言って手招きします。こういう音も国によって違うのが面白いですね。猫はチェコ語でkočka(コチカ)。“魅力的な女性”という意味でも使います。“ona je kočka!"(彼女は魅力的だ!)というように。そしてクルテク(krtek)→クルテチェック(krteček)と同じ法則でかわいく呼ぶとkočička(コチチカ)。
英語だとcatがkittyになる感覚ですが、英語や仏語にはそんなにたくさんはない気がします。チェコ語(に限らず多分スラヴ語の仲間はおそらく全部)は何でもかわいくしてしまいます。一般的に魚はryba(リバ)ですが、rybka(リプカ)→rybička(リビチカ)の順でかわいくできます。こういう変化を指小形というのですが、辞書にも全部はのっていません。
まだ生き物ならわかるものの、およそかわいくする必要が?というようなものまで。例えば建物のbarak(バラック)をbaráček(バラーチェック)と呼ぶ人。。。本来、小さい○○、という意味でもその大小は主観的に決められていて、大きくても無生物でも人によって愛着があるものだったりすると指小形を使うようです。
ハンドルネーム“rybička”はかわいすぎるんじゃないの?と私のキャラを知る人たちから数件クレームがきておりますが(笑)、あくまでも主観的、ということですのであしからず。。。