カレル大学のチェコ語講座はじまる

カレル大学通年チェコ語コース


先週からチェコ語の学校へ通い始めた。日本にいた間も週1回、日本チェコ協会のチェコ語講座で1年ほど勉強していたが暮らすとなるとまだまだ不自由。プラハにはいくつか外国人にチェコ語を教える学校があって、タームも費用もさまざま。でも数週間の集中コースではすぐ忘れてしまいそうだし、腰をおちつけてしっかりやりたいと思い、ウィークディ毎日4時間半の1年コースを選んだ。カレル大学へ入るための準備期間として勉強する人も多い。http://www.ujop.cuni.cz/indexen.html
久しぶりに女子大生ふたたびっ♪と喜びもつかの間、初日の登録のなが〜い列に1時間以上並び、やっぱりここは日本じゃないんだとぐったり(笑)。登録が終わるとクラス分けの筆記テストを受ける。文法は一通り日本で教えてもらったのに50問中38問正解、という成績。
先生は「悪くない成績ね。チェコ語だけじゃなくて何か勉強するつもりはある?」と聞いてきた。でもこれは「聞く・話す」が含まれていないので、テレビや普通のチェコ人が早口で言うことをほとんど理解できない私は、「文法は少し習ったけど聞いたり話したりはできないから、まずはチェコ語をみっちりやる初心者クラスにしてくれ」と頼む。
掲示板を見る生徒。

翌日、掲示板に貼りだされたクラス分けの表を見てクラスに行ってみると、中国人2人、ロシア人1人、カザフスタン(ロシア語が公用語のひとつ)人1人、イギリス人2人、カナダ人、アイスランド人、ノルウェー人、オランダ人、日本人(私)各1人で計11人というなかなかバラエティに富んだクラス。
休み時間に中庭でくつろぐ生徒たち。

敷地内にあるメンザ(食堂)。

64コルナでいくつかメインが選べる日替わり定食はこんな感じ。

先日は、全体での顔合わせとして授業のあと、ヴルタヴァ川クルーズのウェルカム・パーティがあった。
船上にてクラスメートの一人がいるロシア人のグループとコンゴから来た二人と。

やはり近くのロシアやヨーロッパから来ている人が圧倒的に多いが、昔から多くチェコに住んでいるヴェトナム人や中国人、それから韓国人、日本人も5,6人の割合でいる。休み時間は生徒同士、話が込み入ってくるとすぐ英語になってしまうことが多いが、中級以上の人どうしではチェコ語でやりとりしている。
船を降りた後、クラスメート数人で行ったバーにて。

ここでウチのクラスのメンバー紹介を少し。両親がチェコ人でチェコ人の彼女がいるカナダ人のミクラーシュ(ややこしいが…)、カレル大学で勉強する準備としてきたウラジオストック出身のアリナ(お祖父さんは韓国人)とカザフスタン出身の隣の席でいつも面白いことばかり言っているアルセニー、中国料理屋さんのコックさんのパトリック、お父さんがプラハの一等地にいくつも中華レストランを持ってるおぼっちゃんのレオシュ、お父さんがチェコ人で女優になりたいというオランダ出身のヴェラ、チェコ人の彼氏がいるイギリス人のルート、ロシア人の彼女がいる呑ん兵衛のイギリス人、カレル、中欧の政治を専門に勉強したいというモヒカンヘアのノルウェー人、クリシュトフ、それに映画のシナリオを書いているというアイスランド人のグナール。
英語は英語が母語の3人以外もみんな上手。母国語のほかにヴェラはフランス語、グナールはドイツ語、ミクラーシュは3年台湾にいたとかで中国語もできる! ある日の休み時間突然クラスの中国人レオシュと中国語で話しはじめたのでびっくり。2,3年プラハに住んでいるというクリシュトフやミクラーシュはもうかなりチェコ語を話せるが、チェコ語の複雑な文法には同じように苦労している。ロシア語母語の2人にはチェコ語は似ている言語なのだけど、似てるゆえの苦労もあるらしい。先生もロシア語はわかるので、ちょっと語尾が違うぐらいでも「それはロシア語でしょ!チェコ語でっ。」と厳しい。
先生のひとり(クラスに2人の担任がいる)、ヤスナ先生に質問するパトリック。

宿題もあったりして日記の更新がはやくも滞りがちになっているが、チェコ語の授業のことやクラスメートのことなどもおいおい書いていこうと思っております。。。