チェコ×オランダの試合を見る

ロシツキーも復活したのに…。


ワールドカップの予選、チェコルーマニアに負けても何とかグループの2位につけていましたが、嗚呼なんということ! 昨日の対オランダ戦、ホームでの大事なゲームを落としてしまいました。
この試合を見るために日本からやってきた友人夫婦とともに、家の近所にあるスタジアム、トヨタ・アリーナへ。1891年からの伝統あるサッカー・チーム、スパルタ・プラハの本拠地です。チケットはインターネットで発売されたのですが、わずか2時間で完売。ここではゲットできず、つてを頼ってやっとのことで席を確保。友人によると日本でもスポーツに強い旅行代理店などから買えるそうですが、なんと5万円以上もするとか。
チェコの国旗をモチーフにした赤、白、青のカラーがチェコサポーターの目印。

昼間、旧市街広場のオープンカフェでお茶するオランダからのサポーターのみなさん。

この試合に勝つとワールドカップ行きが決定するということでたくさんのオレンジ軍団を見かけました。かぶりものがかなりバカっぽい(笑)んですが、昼間からビールを飲んで上機嫌。
試合は20時半からですが、練習を見るため1時間前に到着。ケガから復活したロシツキー(Tomáš ROSICKÝ)もスタメンで出るというので既に席はほとんど埋まっています。

選手登場、それぞれの国歌を観客の大合唱とともに。

選手の表情までは見えないものの、近づくと本当にみんな背が大きくて、激しいぶつかりあいなのがよくわかります。

味方がいいプレイをしたときは笛を吹いたり拍手したり、でも敵方がボールをとったりファウルなんかしようものなら、ブーイング用のラッパ音を容赦なく浴びせます。既にお酒がだいぶ入ってるので、立ち上がって両手をひろげて抗議する熱狂的なファンも。味方がチャンスボールを外しても、キビシク抗議します。でも前半に2点入れられてしまって、青菜に塩をかけたかのようにしょんぼり。
後半はチェコも積極的に攻めていき、残り数分になってもバロシュ(Milan BAROŠ)やロシツキーがシュートを打つものの、オランダ代表の正確なパス廻しと強力な守備の壁に阻まれ、ゴールネットを揺らすことはかないませんでした。
チェコ人、がんばれ!」という意味の「Ceší do toho!」(チェシー、ドトホ!)を声を枯らして叫び続けるもむなしく0−2で終わり、肩を落として家路につくチェコサポーターたち。でも想像したよりも行儀のいい観客たちで、試合終了後は選手と同じように、近くに座っている敵方サポーターたちと握手していました。

チェコ代表は12日にフィンランドと対戦してプレイオフのチャンスを狙うことになりますが、日本も出るし今回の開催国ドイツは隣だし、なんとしても踏ん張ってもらいたいものです。http://jp.uefa.com/competitions/WorldCup/FixturesResults/Round=1915/match=75176/Report=RP.html