ヴルタヴァ川をぐるっと1周お散歩コース

左がヘルメリン、右はトラチェンカ

チェコ人は本当にお散歩が大好き。プラハの中心部から1時間もしないうちに自然に思う存分浸かれる景色が広がっています。このところお天気がいいので、プラハ動物園(いつも子供連れで混んでいるけど広くて楽しい!)近くから出発してヴルタヴァ川を囲むようにぐるっと1周のミニハイキングに行ってきました。
動物園近くには植物園(botanická zahrada)もあって、よく日本庭園をテーマにした催しなどをやってます。この近くの一般のお家でこんなものが。

チェコ語でbotaは靴の意味。bota(靴)とbotanická(植物の)で駄洒落坪庭。旦那は駄洒落のことをなぜか落語、と言うのですが(いくらマチガイ、と言っても聞かない)、ここを通るたびに「うまい落語ね」と感想を述べます。
ところでこれ、なんだかわかりますか?

まだ青いウォールナッツの実です。秋になって茶色くなったら食べ頃ですが、バナナのように青いうちに収穫し、茶色になるのを待ってもいいんだそう。

川沿いをさらに進むと、いました。

そう、エスカルゴ君です。おいしそう。それなのにチェコ人はこれを食べる習慣がないらしく、フランスに輸出してるんだとか。もったいない話です。その代わり…

ペンダントとして売り出されてしまっています。 いや、これだったら食べようよ。。。
途中、捨てられた動物のための施設の前を通りました。これだけ犬が多いので予想はしていましたが…。泣き声が聴こえてきてつらくなります。でもしばらくして殺されたりしないと聞いて少しホッとしました。ホールには犬たちの写真があって、ここからもらわれていく子もいます。

ここから小一時間北に歩くと、一軒のホスポダ(居酒屋)が見えてきます。めったに店を褒めない旦那の友達のおすすめだったので寄りましたが、ここのトラチェンカ(tlačenka)(豚肉の煮凝り。たまねぎとお酢を添えていただくおつまみ)は絶品。一緒にオーダーしたヘルメリンチーズもとても美味。ビールによく合います(冒頭右上の写真。食べかけ失礼!)。

このためだけにもう一度来たいと思わせるホスポダ。
さて、ここからヴルタヴァ川を渡って向こう岸に。橋がないので、渡し舟(přívoz)で渡ります。看板と時刻表。1時間に2本ほど出ています。

江戸川の矢切の渡しを思い出させます。

この辺はサイクリングしてる人が多いので、自転車と一緒に乗り込む人がほとんど。トラムや地下鉄と同じく犬もお得意様です。

渡ったら歩いて左岸のロストキー(roztoky)という電車の駅まで歩きます。普通のお家のようなかわいらしい駅舎。

駅のホームから電車まではのどかに線路の上を歩いて乗ります。

ここからプラハ中心の駅まで15分ほどの短い電車の旅。旅行でプラハを訪れた方も、ちょっと電車に乗ってみたい、っていうときのおすすめはプラハ・マサリク駅(Masarykovo nádraží)からこのロストキーまでのコース。電車は本数が少ないので、行きか帰りかどちらかはバスを利用するのがよいかも。バス路線は地下鉄A線の終点デイヴィツカ駅(dejvická)行きで30分ぐらい、こちらものどかな車窓で首都にいる感じがせず。。。