ボタニクスの工場直営ショップで中世料理祭り

女の子の衣装も中世風。

「リサー・ナッド・ラベム(Lysá nad Labem)のボタニクス(Botanicus)で面白そうなイヴェントやってるよ」と旦那。土曜だろうが何だろうがいつでも早起き。
ボタニクスとは私のお気に入りの自然化粧品、食品のお店。プラハから東、クトナー・ホラ方面(コリン方面)へ行く電車で小1時間のところにここの工場直営店があり、レストランや中世の村の一部が再現された庭(やぎや羊もいる)や広い植物園も併設されていて、半日あればプラハから訪れることのできる面白い場所のひとつ。
今日は“Den středověké kuchyně”(中世料理の日)という1日限りのイヴェントだそうで、お昼ごろプラハ・マサリク駅へ向かいました。

往復のほうが安いので往復(zpáteční)チケットを買います。2人で136kč。おやつや飲み物を買って遠足気分。
比較的大きい駅、リサー・ナッド・ラベムの次の駅、オストラー(ostrá)で降ります。去年行ったときはまだ出来てなかったこの駅。リサー・ナッド・ラベムで降りて延々森の中を歩いて店まで行ったことを覚えています。
駅からは1本道。みんなが歩く方向へ行けば看板が見えてきます。
途中で出会った見事なバラ。

入口には少し色づき始めたメルンカ(meruňka=あんず)の木がたわわに実をつけています。コンポートにするとおいしい。

まず入場料(大人=175kč、学生は100kč)を払い、中世の通貨グロシュ(Groš)にチェココルナを両替します。このあたり、手が込んでいるんですが再両替ができないので少なめにしておきましょう。

1グロシュ(=10kč)の安さの割りにはかなりおいしいパンも中世風の店で売っています。豚のラード入りのパンを旦那と半分こ。「おばあさんが作ったのよりおいしい…」と旦那(→おばあちゃん子の旦那の基本の味は“おばあさんの味”)。でもほんとにプラハで手に入らないのが惜しい味です。

レストランでは中世風の衣装に身を包んだお姉さんたちが豪快にじゃがいもや肉を焼いています。でも料理はあまり現代と変わらないような気が…。

旦那が食べたかったラム肉(jehněčí maso)はもう売り切れていたので、豚肉のすごい塊を焼いたのとロールキャベツみたいなのを注文。お皿が木の切り株だったりして意気込みは認めますが、まぁ味は普通のバーベキュー料理。
園内では手品師やアコーディオン弾きのおじさんが盛り上げています。でもプラハでもないのに夏休みのせいか子供連れ家族ですごい混みようだったので、植物園へ。こちらはすいています。ルバーブも栽培されていました。
帰りはもちろん併設のショップでお買物。

プラハ城の黄金小道(zlatá ulička)や新しくなったルズィニエ空港(letiště Ruzyně)などにもショップがあります。
とってもいいにおいでお気に入りのラヴェンダー石鹸やベジンカクリームなどを買って帰途に。

帰り道で見かけた珍しい模様の蝶。

前来たときは気づきませんでしたが、夏はすぐ近くの池が人気のビーチに変身。

私たちも芝生の上でちょっと一休みしてから、プラハへ戻りました(帰りの電車は早起きがたたり爆睡…)。

Botanicus Ostrá
住所:ostrá 8, 289 22 Lysá nad Labem
営業時間:火〜日10:00〜16:00 (月曜休み)
http://www.botanicus.cz/