夕焼けヴルタヴァ川

何色って言えばいいのだろう。。。


プラハもだいぶ日が長くなって、春がすぐそこまで来ています。こないだの日曜は、ライヴに出かける前にちょっと早めに家を出て、会場のアルハ劇場(Divadlo Archa)まで旦那とぶらぶら。ということでリビチカとお散歩シリーズ第3弾(ええ、まだしつこくやります、この企画…笑)、夕暮れのヴルタヴァ川周辺をご一緒に。さて、この方もお散歩中。

九官鳥そっくりですが、チェコ語でコス(kos)という美しい声の持ち主。公園や住宅街でよく会います。ヴルタヴァ川の川岸ではおなじみ、この方々は仲良く夕暮れの水面を観察中。

こっちはお昼寝中。

ヴルタヴァ川にかかる橋のひとつ、シュテファーニクーフ・モスト(Štefánikův most)は、ただいま3億コルナかけて大工事中。そしてそのたもとに、今冬から突如現れたこんな船があります。

ヴルタヴァ川には、ボートとホテルをかけた、“ボテル(botel)”なる宿泊施設があり、部屋から水鳥にエサをあげられるとそこそこの人気がありますが、こちらは観光客用じゃなく、ホームレスの人たちの寒さ対策用一泊20kč(約120円)の宿。昨冬は同じ目的で、レテンスカー・プラーニュにモンゴルのゲルみたいなテントが登場していたのですが、今年はこの船。対岸にはれっきとした観光客用のボテル・アルバトロスがあるのですが、ややもするとこちらのボテルのほうが新しいからか立派に見えたりして。

天気がよかったので、美しい色の夕焼け。プラハ城が映えます。

暮れていく空と川面の、刻々と変わる色。

ちょうど太陽が、ヨゼフ・ファンタの傑作セセッション建築である産業貿易省のドームに灯りをともしたように重なり。。。

プラハ城との空の間に沈んでいきます。


ロゼ・シャンパンをたたえたかのようなヴルタヴァ川に、ゆれるプラハ城の影。


劇場で当日チケットを買って、また開演までブラブラ。


劇場の向かいは、屋上にチープな白鳥がくるくる回ってるレトロ・デパート、ビーラー・ラブチ(Bílá Labut')。ここの隣の本屋さんは、語学書や教科書を探すにはいい本屋さん。Na pořičí(ナ・ポジチー)通り。


共和国広場そばの裏通り。


今年の秋に共和国広場にオープン予定の大型ショッピングセンターの工事はもう1年以上になります。


共産主義時代っぽいのに意外に斬新なデザインの、こちらもレトロなデパート、コトヴァ百貨店。でもこのショッピングセンターが出来たら、生き残っていけるのかどうか。。。ウィークディの閑散っぷりを見ていると、かなり心配。


この日見たのは、ベルギーで人気というコンゴ出身のラッパー、Pitcho Womba Kongaというラップグループのプラハ公演。フランス語→チェコ語に翻訳された字幕もありました。しかし字幕付きでラップを聴くのって。。。イマイチ乗り切れず困ります。


個人的には前座のチェコ・ビート・ラップ・バンド、Beatburger Bandのほうが面白かったかも。。。最年少14歳を含む、そこらへんで遊んでいそうないでたちの若者たちですが、ドラムンベースはもちろん、MAで使う効果音的なとこまで幅広く、ホンモノよりホンモノっぽい見事な音を声とマイク一本で作り出します。チェコヒップホップ界では既にスターなのだとか。真ん中のアンドリュー(En.dru)は技術もさることながら、華があってダンスも上手。また見たいな。