プラハにも桜咲く

プラハの桜はちょっと小ぶり


日中はだいぶぽかぽかしてきたプラハ。街も目に見えて春らしくなってきました。今日はそんなプラハの春の野の花たちを。

緑の芝生に可憐な白い斑模様をつくっているひなぎくたち。

日本で大好きだった沈丁花によく似た花も。

名前がわからないけれど、ブルーの花。

こちらは紫。

椿のような華やかな色の花をつけていた低木。

そして、日本でいえば連翹(れんぎょう)、チェコ語では“黄金の雨”(ズラティー・デーシュチ=zlatý déšt')という詩的な名前を持つこちらも、プラハの春の象徴的な木。あちこちで見られます。


日本のより花が少し小ぶりな気がするけれど、桜そっくりの(桜の種類であるのは間違いない)木も可憐な白い花をつけています。


夕方、友達とお茶したマーネスのレストランでは、各テーブルにナルシスの美しい花が。とてもいい香り。一緒に生けられてるのは、コチチカ(kočička=子猫ちゃん)と呼ばれる、灰色のふわふわの実がついた木で、こちらも春の象徴なのだそう。ここは初めて入ったけれど、窓際席だと、ちょうどヴルタヴァ川に浮かんでいるような素晴らしい景色を楽しめます。


友達がオーダーしたバナナのクレープ。

私が頼んだのは、森の果物がたっぷり添えられたバニラ・プディング。50kčもしないのに豪快でしょ。
チェコ人は残業なんかゼッタイしないと思いきや、イベント前で忙しく残業続きの彼女、今日も金曜だというのに、この後会社に戻って仕事の続きをしなきゃなんだとか。プラハ市長が長年の山登りの夢を達成せんと2ヶ月のお休みを要求するようなお国柄にあって、こんなふうにタイトなスケジュールで働いてる人もいるんだと新鮮な驚き。

さて、プラハの今年の夏は、例年になくとても暑い夏になるんだそう。でもその前にまだ雪が降るぐらいの花冷えがやってくるかも、との予報。もうこんなに花が咲いちゃってるのにね。。。

季節の変わり目、みなさまもお体ご自愛ください。