ブルノ〜南仏Petites vacances♪

ホントに紺碧だった。。。


だいぶご無沙汰してしまいましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。日本はまだ残暑が厳しいと聞いていますが、プラハはすっかり寒く秋の気配。二日前に旅行先のフランスから戻りました。例によって無情にも旦那と鳥はお留守番(笑)の気まま旅。詳細は写真を整理してからにして、今回会えなかった友達への報告兼ねて、ざっと振り返ってみます。


旅はブルノから始まりました。ストーンズでこないだ行ったばっかりだったけど、バイクに詳しい友人が前に誘ってくれて、ウワサに聞いてたMotoGPを初めて観戦! 

前売り販売に間に合わずチケット入手できるかハラハラしたけど、前日に会場で無事ゲット。選手の出身国も様々なのを反映して、ヨーロッパ中からファンが駆けつけている様子。6連勝中のイタリア人レーサー、ロッシのファンが目立ちます。入賞ならずもはるばる日本の選手も参戦していました。

予選もいれた週末3日間で20万人以上とすごい人出。でも地元の人たちは、ちょうどブルノ祭りなるものをやってたせいもあって、きっちり観戦というより、ご覧のとおり芝生に陣取り肌を焼きつつピクニック気分です。すごい轟音と迫力のレースを友人の解説付きで堪能しました。carkaさん、ありがとう!

今年お初の地元ブルチャークを味見したり、ちょうどやってたウォーホールの展示にも寄ったりしながら。面白かったのは、彼がピックアップしたユダヤ人のポートレートシリーズ。

いわずと知れたカフカに…

プラハにも住んでいたアインシュタイン、そして

アルフォンス・ムハ(ミュシャ)を有名にしたフランスの女優、サラ・ベルナールのもありました。

日曜のファイナルが終わって、その日のうちにプラハへ帰っていった友人一行を見送り、一人ブルノにもう1泊。翌日ブルノからバスでウィーンの空港へ。

時間もなかったし特別計画もしてなかったのでウィーンの街は素通り。空港でザッハ・トルテを念のため食べておきました。。。今回、スカイヨーロッパという格安航空会社で行ったのだけど、2時間も遅れて、南仏ニースに着いたときにはバスは終わっていて…。パリから既に友達が到着してるカンヌのホテルまでタクシーで駆けつける羽目に。教訓:格安航空券はお金が余計かかることもあり。

翌日見た初めてのコート・ダジュールは本当に紺碧で、空も海もすいこまれそうな青。

ニースからバスでヴァンスまで行き、マティスがデザインした教会を訪ね、ニース観光も少し。翌日は以前から行ってみたかった香水の街グラースへ。

インフォメーションでサンテクジュぺリの奥さん、コンスエロが晩年住んだという家の場所を聞いてみたけれど、グラースではなくもう少し奥の村だそうで、今回は行くのを断念。旦那(→今や立派なサンテックスおたく)と行くことにします。


グラースの街の、特に旧市街はこじんまりとして、迷路のように細い路地と北アフリカからと思われるアラブ人っぽい住民たちが多くてモロッコのフェズを思い出しました。

このプチ・トラン(Petit train)という観光ミニ列車がなかなかのスグレモノ。特に坂が多い南仏では、ラクして街の概要を知るのに最適。パリのモンマルトルにもあったし、6〜7ユーロで30〜50分ぐらい、たいてい各街の中心の広場などから出ています。ちなみにプラハにもあって、旧市街広場から出ています。今度乗ってみようっと(笑)。

グラースの旧市街はとにかく道が狭くて、えっここを通るの?という道を驚きのテクニックですり抜けます。遊園地のアトラクションのような楽しさ。後ろをボードでくっついてくるかわいい地元の女の子。

次の日は、電車のコートダジュール線をニースから東にちょっといくと既にイタリアの街、ヴァンテミリアということで急遽イタリア観光(笑)。ってランチがてらちょこっとお散歩しただけだけど、パスポートコントロールも全くなし。すぐそこのフランスより物価が安いよう。お昼のあとは、立ち飲みバールでエスプレッソを飲みたいとベタなことを言う(笑)友達としっかりジェラートまでいただきました。

コートダジュールに注ぐ国境の川がとても澄んでいて、水鳥がいっぱい。ここのお散歩はオススメです。


午後はモナコへ。ヴァンテミリアから電車ですぐです。さすが歩いてるひとたちがお洒落です。お金持ちっぽいお洒落だけど。観光地ならではの人当たりのよさ(プラハも観光地のハズだが…)を感じました。ここでも乗ったプチ・トランは日本語解説もあります。グレース王妃のバラ園をお散歩したりして、カンヌへ戻りました。

フランス人たちはもうコートダジュールなんて、というけれど、どうしてあんなにたくさんの画家たちが南仏に滞在したのか納得の素晴らしい空と海を惜しみつつ、翌朝カンヌからTGVで一路パリへ。

今回ちょっと遅れて南仏から合流してパリに一緒に滞在する予定だったもう一人の友達が急遽いけなくなり、彼女が手配してくれたPlace d'Italieそばのかわいいホテルへ。事情を知ってたオーナーはシングル料金のまま、バスタブ付きのツインにしてくれました。今回は会えずに残念だったけれど、リベンジに絶対またきてね!

ホテルに荷物を置いて、その日にもうパリから日本へ帰る友達とカフェで一休み。あまりに短い再会にRER線の駅で別れるときはついつい涙目に。ヨーロッパに来てくれるたびに彼女が話してくれる最新?日本事情や聞かせてくれる音楽(リナちゃんの細野さんの曲はもう一回じっくり聞きたい!)は面白くて、いつも楽しみにしています。そしてたくさんの素敵な日本みやげもありがとう!!


朝もやのなかのモンマルトルのカフェ。

私信のような今回の記事ですが、詳細はまた後日。。。
日頃筆不精のため、不義理を重ねておりますが、みなさま(家族含め…)が幸せでありますように。