東欧雑貨オークション!

東欧雑貨のオークション!


ブログで紹介しておきながら、ちゃんとURLを見てなかった私。今朝、旦那から「あの展示会の後、あそこにあったもののオークションやるらしいよ」と聞き捨てならない情報をゲット。
というわけでまたもや仕事を終えてダッシュでウンプルムへ。私のブログを見て時計を気に入ったという友達が既に会場にスタンバっていました。

100kcのエントリー料金を支払って名前とパスポートNo.を記入し、サインしたら登録完了。私はカバンと古い雑誌が目当てだったのですが、展示にあったもの全部があるわけではなさそう。全64点、既に番号が付けられ、20人ばかり集まっています。



会場に集まったひとたち。「あなた、何がお目当て?」と事前にライバルを見極めんと探りを入れるフライングなひともいます。

サモトラケのニケ像もどきの下で品定めに真剣な参加者たち。

大学構内の階段を利用して、でもマイクもトンカチみたいなのも用意してて、文化祭っぽい雰囲気なのだけど、それなりに本格的。どう見てもガラクタ(笑)というものも言葉巧みに褒めちぎられつつ若い女性二人に交互に壇上へ連れてこられます。品物と最低金額が書かれたパンフを片手に、欲しいものがあれば自分の番号札を掲げます。

ランプやグラス類、電化製品、洋服…と展示で気がつかなかったものも。

あのトイレットペーパーは10kc(約60円)から始まって、予想通り人気に。この右の男性がどうしても欲しかったらしく、最後は70kcまでいきました。確かに箱だけでも今や貴重かも。


雰囲気あるシャンデリア。

ボケボケですみませんが、これ、なんだかわかりますか?
髪の毛を乾かす器械だそうですが、いくら西ドイツ製だからといっても、なんだか信用ならない感じが(笑)。

その場にいた赤ちゃんにも会場の興奮が伝わったのか、階段をはいのぼり番号札をさかんに振ってました。

レトロな花柄の壁紙は110kcでデザイナーっぽい女性がお買い上げ。いい買物だったね!と友達に褒められてました。本当にカワイイ柄だし、10mも巻があるらしい。。。

このSSMと文字が入った赤い旗も人気で10kcからどんどん金額があがりました。SSMって何?と友達と話していたら、友達が主催者の人に聞いてくれて、なにやらボーイスカウトのような青年が集まる団体名とのこと。。。

そしてこのかわいらしい赤いテレビ! 白黒ながらまだ写るとのこと。あっという間に競り落とされました。

オークションはアナウンスもパンフも全てチェコ語。途中、運び係の女の子がプラスチックの3つセットの食器を落として破損させるというチェコっぽいハプニングがあったものの、終始和気藹々と進みます。見たところ外国人はあまりいなさそうでしたが、もちろん私も参加。台所用の時計が出たときに手を挙げたら、ライバルがたくさん! 10kc〜20kcぐらいずつ上がっていき、あっという間に値段が倍に。最後は一騎打ち。しつこく追っかけてくるのでだんだん腹が立ってきました(笑)。

笑いをこらえつつこの様子を見ていた友達が、「大丈夫、相手、財布の中確認してるよ(笑)」と後ろからささやきます。これで一気に強気になった私(→こっちも実はたいして持ち合わせないクセして)、このrybicka様に(→いつのまにか女王様キャラに変身!)勝てるとでも思って!? と相手が値段を言ったら、相手の顔も見ず、5秒以内に値上げ。粛々とこれを繰り返し、やがてトンカチがたたかれてついにゲット! このオークション一番の?死闘の末、闘うヤポンカが勝利しました。

いや〜熱くなるもんですね。(→単なる負けず嫌いの主催者の思うツボ…苦笑)。友達は易々とお目当てをゲット。どうやらオークションでは堂々たる態度がカギのようで、この辺のやり方を心得てる彼女に感嘆。。。時間がたつにつれ、トンカチをたたくまでの時間が短縮され、「さっさとこれ終えてビールで打ち上げしたい」という主催者側のそわそわ感が伝わってきました。というわけで緊張感ゼロ(笑)のオークション、それでもすっごく楽しかった♪


大学構内に設置されたフサーク時代の3kアパート。

外に出たら、とっぷり日は暮れておりました。夜のルドルフィヌムが美しい。

で、今日の戦利品はというと。。。

くだんの時計。数字のフォントがすごく気に入って。

6つセットの小さいグラス。



オリーブ少女も青ざめるに違いないキュートさ、70年代のチェコのファッション雑誌など。