超カンタン!きのこの卵炒めときのこスープのレシピ

チェコ人はきのこ狩りがお好き


チェコ人のきのこ好きはウワサに聞いていましたが、例に漏れず旦那のお母さんも初夏から週末はきのこ狩りに好んで出掛けています。そのへんの公園にもにょきにょきときのこが生えてるチェコ。素人にはどれが食べられてどれが毒なのかさっぱりわかりません。
多くの人が「趣味はきのこ狩り」というチェコ人、きのこはチェコ語でhouby(ホウビィ)というのですが、たいていのチェコ人家庭の本棚にひとつはこのhoubyという背表紙の本を発見できます。お母さんいわく、「時々きのこよりきのこ狩りの人のほうが多い」というほど。何度かこの収穫のお裾分けをもらい、私もすっかりチェコきのこのファンに。
これが採りたてのきのこたち。

でもアシが早いので、フレッシュきのこはすぐに料理すること。1日おいただけでお母さんに注意されてしまいました。スーパーで乾燥きのこも売っていますが、乾燥ものを使う場合は一晩水につけて戻します。
お母さんに教えてもらった簡単でおいしいきのこレシピを二品紹介します。超アバウトなレシピですけれど。。。

きのこの卵炒め
☆材料☆ きのこ適量、たまご適量、サラダ油、塩こしょう少々
1.きのこをひとくちサイズにカットし、フライパンにサラダ油を熱して炒める。
2.スクランブルエッグを作る要領できのこに卵を加えてさっと炒める。
3.塩、こしょうしてできあがり!

3分でできるのに、ものすご〜く美味!

きのこのスープ 〔約4人分〕
☆材料☆ きのこ適量、じゃがいも1個、セロリの根半個、にんじん1/2本、クミン、マジョーラム適量、サラダ油orラード、塩こしょう少々
1.深い鍋にラードまたはサラダ油を大さじ3杯ほど熱します。
2.小麦粉を大さじ2杯ほど加え、茶色になるまで炒めます。
3.冷たい水を600ccぐらい加えて、塩小さじ2杯、クミン適量を入れて煮ます。
4.煮てる間に野菜をカットします。セロリの根げんこつ半分ぐらい、にんじん1/2本、じゃがいも1個を均等なサイコロ大に。
5.野菜を鍋に入れたら、ひとくち大にカットしたきのこを加えます。
6.マジョーラムを加えて塩加減をみて味を調節したらできあがり。
鍋にきのこを加えたところ。

これができあがりの図↓。

日本のしいたけとかいわゆるマッシュルームの味とも違う、なんとも滋味深い秋のごちそう。肉厚で香りがよく、おいしいお肉のよう。採りたてのきのこの味にはかなわないかもしれませんが、乾燥ものでも近い味になります。
スーパーや市場の野菜売り場をのぞいてみてください。「lesní směs」(レスニー・スムニェス=森のミックス)という名前で乾燥きのこが売られています。値段も高くないし重くないし、おみやげにきのこを買って日本でチェコの味を試してみるのも面白いかも。セロリの根は日本ではあまり見かけませんが茎のセロリで代用できると思います。
とんかつの要領で、小麦粉→卵→パン粉できのこのから揚げを作ったり、肉料理のソースにきのこを使うのも定番。まだ私はレパートリーが少ないけれど、どなたかおいしいレシピを発見された方は是非教えてくださいませ。それではDobrou chut'!(ドブロウ・フッチ!=おいしく召し上がれ!)。