日本からのお客様

プラハでは貴重な日本食


半年振りになってしまいましたが、みなさまお元気でしょうか? このブログで生存確認されてる身なのに長い間ほったらかしてしまいました。毎日通ったチェコ語の学校(カレル大学のコース)も先週ようやく卒業し、ほっと一息。ちょうどいいタイミングで日本から元同僚たちがドイツW杯観戦ついでにお米を背負って(笑)訪ねてくれました。
こっちへ来てから、ちょくちょく日本からの訪問客があり、一緒に観光したりしてプラハのことを少しずつ知っていきました。プラハにいなかったり国外へ旅行したりしていて案内できなかったこともあったけれど、彼らのおかげで毎回同じところへ行っても何かしら新しい発見があります。
今回は見晴らし最高なのに、こういうとこにありがちな高かろうマズかろうじゃないレストランを発見。あいにくの曇り空ですが左手にはプラハ城もきれいに見えます。

こちらの人は、お店に限らず病院だろうがレストランだろうが会社員であろうがたっぷりとバカンスを楽しみます。ドアに「三週間休みます」などとそっけない張り紙が貼られ、ほんとにそのまんま何週間も閉めたままだったりします。こないだ眼科に行こうとしてきっぱりとバカンス後に来てくれ、と言われ、病院でも代わりを探したりしないんだ…と軽いカルチャー・ショック。そういえば語学学校へ問い合わせのメールをしたときも、途中で返事が途切れたまま、その担当の人がバカンスに行ってたことが後でわかったり。もちろんこちらでは普通なので悪気があるわけではありません(笑)。

それにひきかえ日本を出る前はほぼ徹夜で引継ぎをし、飛行機で12時間とかの距離を旅しても1週間足らずの強行軍で帰国する彼らは真面目というか気の毒というか。。。

今回も早朝プラハに着いて、翌日9時過ぎにはもうニュルンベルグ行きの電車に乗ってプラハを発つ、という強行軍ながら、有名なキュビズム様式の建物いくつか、ストラホフ修道院の図書館(必見!)、プラハ城にカレル橋、旧市街広場(惜しくも負けてしまったけどちょうどここに設けられた大きなモニターでチェコVS.ガーナ戦をやっていた)とプラハ初心者コースとして押さえるところは押さえた、という感じ。
何年か前の『title』の表紙を飾ったネクラノヴァ通りのキュビズムアパートに辿りついたときは激しい雨で、ここの1Fに入ってる居酒屋で一休み。残念ながら中はキュビズムではないけれど、ここへ来てこのアパートを見るたびに思うのは、キュビズムのすっきりとした優雅さと、美術館の中に閉じ込められていない、言い換えれば実際になんてことない地元民の通う居酒屋に世界にここしかない建築様式があっさり使われてることの用の美、みたいなのを感じます。

奇抜な建物ながら、周りの古い建築ともマッチしていてプラハの人にも好きな人が多いダンシング・ビル(タンチツィー・ドゥーム=tančcí dům)も近くでチェック。

プラハは小さい街なので歩いてまわれますが石畳は慣れている靴でもすぐ痛くなります。もうトラムの乗り換えなどは地元民以上?になったのでこれを駆使して体力節約。それでもプラハ城はたっぷり歩いたり登ったり(聖ヴィート教会の塔が287段もあったなんて知らなかった!おかげでひどい筋肉痛です)するのでくたくたになります。足がつる前に一杯やること。
日本から旅行としてくる人も仕事で来る人も日本グッズ(食べ物やお茶だったり文房具や台所用品、邦楽CDなどなど)が恋しいだろうといろいろ考えておみやげにくださったりして本当に感謝しています。ま、今回は案内するからお米持って来い!って半分脅したんですが。。。
右上の写真は今年の初め「きゅうりのキューちゃん」チームがプラハに撮影にきたときに小スーツケース一杯下さった貴重な日本の味。お正月だったので、おいしい豆餅を焼いてもらったり、たくさん頂いたきゅうりのキューちゃんも普段日本の味に飢えている留学生仲間にお裾分けしつつ堪能しました。オン・エアを見れないのが心残りではありますが。東海漬物のHPからこのCMが見れると教えてもらいました。http://www.kyuchan.co.jp/gallery/cm/cm_2006.html U Šumavýさんありがとうございます。

撮影隊一行が我が家に着いたのは真夜中近くだったので早寝早起きのウチの旦那はすでに夢の中。彼が映画関係のサインマニアだという話をしたら、どんなときもいたずらを考えているH監督、さっそく「プラハにお忍びで来ていて、偶然会ったから連れてきちゃったって言って騙そう!」とスケジュール帳にニセの北野たけしサインを書き残し、帰っていきました。

それをウチの旦那はあまりに嬉しそうにもらっていたので、気が咎めて5分後には白状してしまいました(笑)

みなさん、お忙しいとは思いますが是非またゆっくりとプラハでビールをご一緒しましょうね!