ルビー色のルバーブジャム

これがルバーブの正体

最近、近所のスーパーにお目見えしたピンクのセロリのような野菜。何だろう〜?と名前を見るとルバーブ(rhubarb)ではありませんか。その昔、父の実家のある長野県でこのジャムを食べて以来、そのおいしさにすっかりファンになったものの実物の野菜をみたのはここが初めて。さっそくジャムを作らんと購入。

繊維が多く、形もセロリ(チェコの)にそっくり。生でかじってみるととても酸っぱい。ふきのとうを思わせる風味も。これを細かく切り、砂糖と白ワインに半日ほど漬けて寝かせます。

次に焦がさないように火にかけたらもう出来上がり。たっぷりと寝かせてあるのですぐにやわらかくなります。少し実が残るようにするとおいしい。

普通にパンにのせたり、パイのフィリングとしてもよさそう。すぐに食べきれる場合は砂糖は少なめでも大丈夫。今回かなり砂糖を入れたけれど酸味があってさっぱりとして、ゴハンならぬパンがすすみます。
これも先のベジンカと同様、広くヨーロッパに普及している植物のようです。日本でも長野などの涼しいところでは栽培されているのでしょう。フランスにしばらくいたときも思ったけれど、長野県は内陸ヨーロッパの気候に似ている気がします。私がそこで初めて食べたルバーブジャムは緑色をしていましたが、種類によって緑色か、このようなルビー色があるそう。味の違いはもう思い出せないけれど、このルビー色、本当にきれいです。ルバーブについての詳しいページはこちら↓
http://www.agri.pref.hokkaido.jp/chuo/kaihatsu/hatasaku/hata2/tokuyo513.htm

ハート・オブ・ヨーロッパと言われるチェコ、地続きのヨーロッパ、チェコ特有のもの、というのは実は少なくて、私がこれは珍しい!と思うものもヨーロッパの人たちからすれば当たり前だったり、身近にあるものだったり。食べ物に限らず、風習とか文化に関しても。