短くも美しきチェコの秋

プラハの黄葉は黄色が中心


ただいまのプラハ、東京以北に住んだことのないヤポンカの体感温度的には、真冬(きっぱり)。でも昨日チェコ人からもらったメールにははっきり秋、と書いてあり、季節の中で一番秋が好き、という旦那も今は秋と言い張ります。そして今日も、チェコ人の女の子に「ねぇ、今って秋?」と聞くとそうだという答えが。。。ううむ。

1ヶ月前は確かに秋の風情でした。短かった秋を振り返りつつ(いや、チェコ人的にはまだ終わってないんですが)、近所のストロモフカ公園からトロヤ界隈を散歩したときの写真から。。。


天ぷらがおいしいベジンカの白い花は、黒い実へと変身。これも様々な食用(ジュースや油など)に使われます。ウチの九官鳥も大好物。


この時期、道端でよく見かけるこの白い花も鳥がよく食べるそうです。


これは葡萄の実。


旦那が小さい頃、これを投げて服にくっつけて遊んだそう(日本でもこういうのやったな〜)。


ストロモフカを抜けて、ヴルタヴァ川沿いを歩きます。



ピンク色に変わる珍しい葉っぱ。

柔らかい夕日に映えるたんぽぽの綿帽子。

この黒猫ちゃんがいた門は、日本でもおしゃれな映画と絶賛の『ひなぎく』(『Sedmikrásky』,Věra Chytilová, 1966)で有名なヴィエラ・ヒティロヴァー監督のお家。少し前から新作『Hezká chvilky bez záruky』が上映中。

さて、ストロモフカには、モダンなインテリアの隠れ家的レストランがあります。



テラスもあって、ナブラチロヴァーさんも通っていたというテニスクラブのコートを見おろしながらお茶できます。
Club Restaurant Stromovka
http://www.clubrestaurant.cz
address:Za Císařským Mlýnem 33, Praha 7

刻まれたミント入り生クリームが秀逸のフルーツデザートで一休み。

散歩の途中で、あちこち自生してるローズヒップバラ科)の実、チェコ語ではsípekと言いますが、とげに注意しながらたくさん収穫。これで作るお茶は甘酸っぱくてビタミン豊富。

まずはよく洗って、

実の先の黒い部分をひとつひとつナイフで丁寧に取り除きます。手がちょっとべとべとしますが。。。

広げて、よく乾燥させたらできあがり。

今回の紅葉狩りの収穫。

食卓にも秋を少し。

残りは押し花に。

先日初雪もあったプラハ、二度目の長い冬の始まりです。