プラハでアラビアンナイト

日本のお茶もあります


去年、工事中のときから気になってたこのレストラン。昼間一度お茶しに入って、夜はゼッタイ旦那(→エスニック料理好き)と行こうと決めてて、今日やっと実現♪


ヴルタヴァ川沿いのマサリク河岸通り(Masarykovo nábreží)、ひときわ目立つ黄色い建物Palác Zofínの前にあるキャラヴァンサライ(Klub cestovatelů Karavanseráj)。キャラヴァンというだけあって、コンセプトは旅行。ただのレストラン&チャヨヴナ(オリエンタルお茶屋さんのこと)ではないのです。3日にいっぺんぐらいの頻度で旅に関する(もちろん、キャラヴァン通過地域ですが…)興味深いレクチャーもやっています。
http://www.karavanseraj.cz
旅の予定がない人も、チェコ料理じゃないのを食べたい人、アラブ料理好きな人には強力におすすめ!その昔モロッコに旅行して以来、私の大好物になった羊のクスクス(kuskus)、東京や横浜でもおいしいところはいろいろあったけれど、プラハにもあります。例えば旧市街のクラブ・ロキシー隣のDahábも悪くありません。が、今日でこっちに軍配が。

旦那が食べたインド風鶏カレーも負けずにおいしい!

一皿の量は少なめなのですが、値段は高くないのでいろいろ取る楽しみが。

ファラフェルも家庭的な味。

メニューはレバノン料理を中心にインド、パキスタンアルジェリア…と国際色豊か。入って右手にはお座敷タイプのチャヨヴナもあります。日本茶はじめ、アジア各国のお茶も手頃な値段で楽しめます。

デザートは蜂蜜たっぷりでパンチの効いた甘さのアラビアンケーキをどうぞ♪

店内の壁という壁に世界各地のこれぞ秘境!っていう写真がフォトギャラリーのように飾られていて、ひとつひとつじっくり見たいものばかり。そしてオーナー宛?に送られてきたポスト・カードの数々…

ここになんと、わが日本の在チェコ大使、熊澤大使からのメッセージ発見。

それはさておき、ここのよさは店員のサーヴィスがいいこと。素人っぽいのだけど、とても感じがよくて感激(そうじゃないお店がやっぱり多いので…)。店内と同様、わくわくの写真が満載のメニューブックの最初には、丁寧にこんな断り書きがありました。

はしょって言うと、ここには旅好きしかいなくって、旅好きでやっていきたいお店なので新しい職業(つまりレストラン稼業)については今修行中、よくしていきたいのでよろしくね、っていう感じ(→はしょりすぎ)でしょうか。まだ試していないけど、朝食(8〜11時)と、日替わりランチメニュー(89kc、スープは別途)も気になります。

なんかベタ褒めしてるけど、決して回し者ではございません(笑)。

“キャラヴァンサライ”といえばサンタナですが、惜しいのはここの音楽。よくわからないボサノヴァとかサントラじゃなくって、もっと現地っぽいのが似合うのにな。。。

そしてここからちょっと入ったMyslíkova=ミスリーコヴァ通りには、

友達が学校のアラブ人クラスメートから教えてもらったという本格的なアラブ食材屋さんもあります。羊の豪快なお肉やアラブの珍しい香辛料が量り売りで買えて便利。

ざっと知ってるとこだけを数えても、この通りにはトルコの旅行社、トルコ料理のファーストフード屋さん、タイレストラン、そして私の元同級生パトリックのおうちがやってる中華料理屋さん(→おいしい。時々ここで同窓会やってます…笑)とインターナショナルでしかもどこも今のところハズレなし。

お腹がいっぱいになったところでちょっとこのあたりをお散歩。このキャラヴァンサライの裏手にひっそり佇む聖ヴォイティェフ教会(kostel sv. Vojtěcha)では、その昔ドヴォジャークが数年間オルガンを弾いていたそう(ドアのとこにそう書いてる…)

そこからさらに少し歩いたとある住宅街のなかの1軒。

ハヴェル元大統領が作ったファンドの事務所がありました。いろんなことをしているけど、例えばプラハ城の黄金小道にもこのファンドがやっているお土産屋さんがあって、ちょっと面白い雑貨を置いてたりします。