もうすぐ3度目のクリスマス

もうすぐクリスマス!


日本もだいぶ寒くなったと聞いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。プラハもちょくちょく雪が降り、とっても寒い! 最高気温でも3〜4度をうろうろ、最低気温はもちろんマイナス。ブーツ、タイツ、手袋、マフラー、帽子といった冬の小道具も欠かせなくなりました。

さっきTVを見てたら、チェコの北の山地Trutnovskoから28メートルのクリスマスツリー用の木がプラハの旧市街広場(Staroměstské náměstí)に運ばれてくるシーンが。以前ツリーの巨木が倒れたハプニングがあった(危なすぎっ)ので、設置には気をつけているとのことですが、木の幹を2mほど地下に埋め込むのだそう。

というわけでいよいよ日曜からはアドヴェント(Advent, 降誕節=クリスマスの4週前日曜日から始まる、いわばプレ・クリスマスの期間)の時期に入り、クリスマスモード全開に。旧市街広場のクリスマス・マーケットは今週土曜日(12/1)からだそうですが、地下鉄B線Anděl駅そばの小さなマーケットはもうオープンしていました。

1〜2人が入ったらいっぱいの小さな小屋形式のお店が並びます。

手作りレースの人形がクリスマスっぽい。

trdelníkという筒型の甘いパンのようなお菓子は、イースターの時も含め何かっていうとあちこちで売っていて、あまりありがたみがないものの相変わらずの人気商品。甘い香りで、つい私もひとつ。40kč(約240円)。

ヨーロッパの冬に欠かせないスパイス入りの少し甘いホットワインチェコ語で通称スヴァジャーク(svařák)こと、スヴァジェネー・ヴィーノ(svařené víno)もクリスマス・マーケットの定番。外の屋台なら40kč〜50kčぐらいが相場でしょうか。

もちろんカフェでもオーダーできます。これはカフカ・カフェで飲んだもの。体が温まるスヴァジャークは外でも中でもこの時期よく飲んでます。その他、屋台では焼き栗、アーモンドの砂糖がけ(これもお気に入り)などがクリスマス・マーケット定番のおやつ。

先週行ったチェスキー・クルムロフの広場でもツリーの設置シーンを目撃。

そしてプラハは共和国広場Náměstí republiky前に10月末オープンした大型ショッピングセンター、パラディウム(Palladium)前にもお目見えしたツリー。

そのすぐ前にある古色蒼然のデパート、コトヴァ百貨店の前のツリー。地味でもこっちのほうがいい!

近所のケーキ屋さんでも。

サンタさんがけっこうモダンな自転車に乗ってるのがカワイイ。


鉄子には垂涎ものの、こーんな愛らしいアドヴェント・カレンダーも見つけました。小さな引き出しにお菓子を入れて、毎日ひとつずつ食べるのです。こうしてクリスマスを心待ちにするんですね。
同僚チェコ人2人(30歳前半)に「今もクリスマスって楽しみにしてる?」と聞くと「うん!」という答えが。雰囲気とかクリスマス料理(鯉の唐揚げとポテトサラダ)がその主な理由だそう。鯉が街角で売られ始めるのはクリスマスも間近の頃。クッキー作り、今年は早めに取り掛かろうっと。


チェコのクリスマスの歌、vánoční koledy(ヴァーノチニー・コレディ)には好きな曲がいくつかあって、こないだヨゼフ・ラダ(Josef Lada)の表紙のクリスマス・ソング満載の古い楽譜を見つけました。


【Tavík František Šimon, Mikulášský trh na Staroměstském náměstí, 1915】
19世紀から続いてるというプラハの旧市街広場のクリスマスマーケット、今冬は2008年1月1日まで。ここの他、地下鉄A線Náměstí Míru駅の聖ルドミラ教会前のマーケットもおすすめ。どうせ寒いんなら3度目のクリスマスはこんなホワイト・クリスマスになるといいな。。。